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2024年元旦から

年末年始と思えないほどの気温と雪のない天気の中で穏やかな新しい年を迎えたなあと思っていたら、元旦の夕方4時過ぎに石川県の能登で震度7の大きな地震があり、ここでもサイレンが3回鳴りました。その後に放送はないままに、周辺の家々から非難される方を見て、駅へと非難を開始しました。津波警報がでて、避難指示があったようです。訓練ではない、生まれて初めての経験です。津波そのものを見ていないせいか、どこか安易に考えていましたが、時間の経過とともに、暗くなり、寒くなってくると、やはりただ事ではないと思えてきました。避難して1時間経過したころ、トイレと暖を取らせてもらうために、お寺さんのご好意で本堂に多くの方が移動してお世話になりました。その際に自宅に帰られた方もおられたようです。待機している間、娘や甥を始め大学の同級生からも安否を確認する電話とラインが入りましたが、避難している当事者よりも、当事者でない外部の人の方が、その後の情報について詳しく教えてもらうことが多くありました。消防の方の「警報解除にはなっていませんが、自己責任でお帰りいただいてもよろしいです」との言葉を聞いて、自宅に戻ったのが午後7時過ぎでした。駅に避難したのが夕方4時45分でしたので、まさに約2時間半のドキュメントでしたが、家に帰って、炬燵にあたってテレビを見るという「あたりまえ」と思っていたことがそうではないことを痛感させられた時間でした。今日(3日)までに、能登では計12回?の地震(それも震度4以上の)が続いており、被害もどんどん大きくなっています。あの、一端を垣間見た避難生活が続いていることを思うと心が痛みます。

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