1. HOME
  2. 歴史
  3. 為世永神社

為世永神社

為世永神社

構成文化財「為世永神社」

構成文化財「為世永神社」

為世永神社の急こう配の石段を112段上がると、階段の両脇に一対の灯籠と境内を囲むように玉垣があります。
地元や諸国の廻船問屋の寄進によるものです。
越後直江津信濃屋増五郎防州平生浜水場港松井音三郎、明治一八年(1885年)六月吉日と刻まれています。
境内の灯籠、玉垣、狛犬は、この時期に造営されたことがわかります。
ちょうど明治期、江戸期に続き、北前船の交流が盛んになるころです。
玉垣を見ると、日浦政吉・幸神丸・日浦吉三郎など、47本の地元廻船問屋が寄進しています。
近隣では因幡・但馬、遠くは大坂・陸奥・伯州・越前・讃州など、総計132本(建立時167本)の玉垣が残っています。
玉垣、灯籠・狛犬は、北前船で運ばれた「出雲石」で造られています。