1. HOME
  2. もろよせ歳時記
  3. その他
  4. 半夏生とたこ

半夏生とたこ

7月に入り雨が続きますが、昨日は警報が出たほどの大雨でした。今年は昨日が半夏生(はんげしょう)【土用や八十八夜と同じ『雑節』の一つ】でした。これまでに、田植えを終えておかないと「半夏雨(はんげあめ)」と呼ばれる大雨になることが多いので、収穫が半分に減る(半夏半作【はんげはんさく】)と伝えられているそうです。田に植えた苗がタコの足のように地に根付いて豊作になることを祈って、タコを肴に一杯飲んで労をねぎらったとのこと。きつかった田植えまでの農作業を終え、これからの厳しい夏を過ごすために、タウリン(疲労回復や解毒作用)を豊富に含むタコは体によく、元気をつけてくれるようです。だったら、皆さん‼夏バテしないように、た・こ・さん食べましょう!(^^)!                                                                                                                                                            恥ずかしながら、先日桔梗を見にいったお寺で、半夏生という「花」があることを初めて知りました。写真のとおり(手前の葉の白い花です)、花の下の葉が半分白くなるのが特徴で初夏に咲く涼しそうな花です。一瞬、葉っぱが花かと思いましたが・・・。昆虫で受粉が行われる虫媒花であることから、葉を白くして虫に花のありかを知らせるためではないかと言われており、農作業の目安とされるこの時期に花を咲かせることから「半夏生」とよばれるようになったという説があります。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA